詩 偽物の輪舞 投稿者:要夜叉人 投稿日:2008/07/24(Thu) 18:17 No.42 笑っている姿が美しいと そう言われても 既にこの顔を覆った仮面は朽ち果てつつある
貴方の優しさが好きだとか 貴方の明るさが好きだとか そんな事を言われても 心の中の獣を縛る鎖は外れかけている
君はたとえそれが偽物でも 僕の取り繕った善意の姿がすきなのか
君はたとえそれが憎しみを覆い隠すように出来たものだとしても 僕の引きつったような笑う顔が好きなのか
僕はただ踊っているだけ ただ美しく見せかける舞踏を踊っているだけ
僕は邪悪な存在だ それでも僕の心に潜む闇だけは君に見せないと努力したけれど それももう終り
朽ち果てたぼろぼろの仮面の奥の瞳には 既に闇に満ち溢れた獰猛な瞳の輝きが宿っている
さぁこの瞳を見るが良い 僕は決して善人なんかじゃない
君が思っているような優しい男じゃない
僕の心にあるのはただ 憎しみと残酷さと ただ果てしないほどの狂気
僕と言う存在のほとんどは悪意 今の僕はただ君を憎むだけの存在
・・・君が僕を裏切った今では
偽物の輪舞 邪悪な男が美しく見える幻の踊り
偽物の輪舞 ただそこにあるのは良心の欠片もない見せ掛けの優しさ
偽物の輪舞 綺麗に響き続けてきたオルゴールの音色は既に途切れている
偽物の輪舞 偽善者の振りをするのはもう飽きた
偽物の輪舞で踊るのは もう 疲れた
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